バイク駐車場の増設を行政に希望します。

即、署名した。
みんなの声 | 日本二輪車普及安全協会


近所の線路の側に駐輪場がある。

そこは「もともと駐輪場」だった。お目こぼしでバイクも置くことができて、それはそれは便利だったのさ。自転車は、およそ200台は止められていた。当時そこには、「自転車整理のおじさん(おじいさん)」がいて、毎朝整理していた。毎朝あいさつをして、少し仲良くなった。じゃまな自転車を除けてバイクを止めるのを手伝ってくれたっけ。
しかし、昨年のあるとき、そこはすべて「機械式の駐輪場」に変わった。
自転車は、およそ100台しか停められない。
有料。あんなにあった自転車はどこに消えたのか。毎日、50台くらいしか停められていない。
でも、どうやらおじさんは相変わらずいるようだ。無論、バイクは止められなくなったので、おじさんとの昔のようなふれあいはない。
夜になると、駐輪機の赤いランプがもの悲しく光るのがいやでも目につく。100個の赤い光。醜いね。

つまり、要するに、結局、

  • もともと(合法的に)停められていた自転車のうち3/4は、使われなくなるか、他の駐輪場でないところに、不法に停められるようになり、
  • 駐輪場の維持コストは、駐輪機械の分だけ増え、
  • ほとんど合法に停めていたバイクは、行き場を失い、
  • おじさんとの毎日のあいさつもなくなった。

ということか。

消えていった社会的な効用について、思いをはせるとき、
おじさんの笑顔がときどき思い出されるのだ。

世知辛い世の中です。

(しかし、それよりも、だ。バイク税、を創設して年に1万円くらい払えば、基本的に路駐OKみたいにしてほしい。それくらいの負担は甘受しよう。)