IF関数でネスト(入れ子)しないで複数条件を扱う方法

Excel(に限らないと思いますが)でifをはげしくネストさせると頭が混乱してきますよね。

実はExcelでは、「*」「+」の演算子を用いて、ネストさせずにif文で複数条件を判別することができます。
意外と誰も使っていないようなので、ここにメモっておきます。

まず、Excelを開いてくださいね。

まず準備

A B C
1 日記 日記 友達
2 ブックマーク ブックマーク なれ合い
3 アンテナ あしあと

こんな感じで入れます。

あまり知られていないifの使い方

で、適当なセルに、

=IF((A1="日記")*(A2="ブックマーク"),"はてな","mixi")
あるいは
=IF((B1="日記")*((B2="ブックマーク")+(B3="アンテナ")),"はてな","mixi")
あるいは
=IF((C1="友達")*(C2="なれ合い")+(C3="あしあと"),"mixi","はてな")

を入力。
あとは、A1〜C3のセルを適当に変えてみてください。
条件によって、「はてな」とか「mixi」とか変わると思います。

ま、これだけです。
通常は、if(条件1,if(条件2,if(条件3,真の場合,偽の場合),偽の場合),偽の場合)ですが、
この方法を使うと、if((条件1)*(条件2)*(条件3),真の場合,偽の場合)で済みます。

直感的に結合したり分配したりできるので、すごく使いやすくないですか?
And関数、Or関数を使う方法もありますが、こちらの方がより直感的でわかりやすいはず。
いろいろお仕事などにお役立てください。